更年期の不調でお悩みの方へ

「更年期かも」と気づくのは、あとからという方が多いです

当院には、はじめから「更年期の相談です」と来られる方は、あまり多くありません。

多いのは、肩こりやめまい、眠りの浅さで来られて、お話を伺ううちに「更年期の時期と重なっていた」と分かる方です。

たとえば、こんなお話を伺います。

  • 台風が近づくと、ふらつきが強くなって、まっすぐ歩きにくい
  • 眠りが浅い日が続いていたら、重いものを持ったわけでもないのに、かがんだだけで腰を痛めた
  • 揉んでもらうと楽になるけれど、肩こりがまたすぐ気になりだす

ひとつひとつは別の不調に見えます。

けれど、同じ時期に重なって出てくるときは、体の中で同じことが起きているのかもしれません。

「年齢のせいだから」と、がまんしてこられた方も多いと思います。がまんが足りなかったわけでも、気の持ちようでもありません。

なぜ、肩こり・めまい・眠りの浅さが重なるのか

更年期は、女性ホルモンのバランスが大きく変わる時期です。

当院では、この変化をきっかけに、次の3つに負担がかかりやすくなると考えています。

① 自律神経

自律神経は、体温・血のめぐり・内臓の動きなどを、自動で調整している神経です。

ホルモンのバランスが変わると、この調整に負担がかかりやすくなります。

気圧や気温が大きく変わる日、たとえば台風の前にふらつきが強くなるのは、体が変化に合わせようとがんばっている時期だから、と見ています。

関連ページ:自律神経の乱れでお悩みの方へ/寒暖差で起こる「自律神経の疲れ」

② 内臓の疲れ

自律神経に負担がかかると、胃腸などの内臓も疲れやすくなります。

内臓が疲れると、その周りの筋肉がこわばり、姿勢を支える力が落ちやすくなります。

肩や首をいくら揉んでも、こりがすぐ気になりだす方は、肩そのものではなく、こうした背景があるのかもしれません。

関連ページ:肩こりでお悩みの方へ

③ 睡眠

体の修復は、おもに眠っている間に進みます。

眠りが浅い日が続くと、その日の疲れを回復しきれないまま、次の日を迎えることになります。

「重いものを持ったわけでもないのに、かがんだだけで腰を痛めた」というお話は、腰だけの問題ではなく、回復が追いついていなかったサインとも考えられます。

関連ページ:不眠でお悩みの方へ/夜のスマホと体のカンケイ

検査の結果を説明している様子検査の結果は、その場でご一緒に確認します

まず婦人科へ。そのうえで、体の側からお手伝いします

更年期の診断や、ホルモンの治療は、婦人科の領域です。

月経の変化、ほてり、気分の落ち込みなどが気になる方は、まず婦人科で相談されることをおすすめしています。

婦人科の治療と、並行して通えます

ホルモン補充療法や漢方を続けながら、当院に通われて大丈夫です。

婦人科は、ホルモンの側から。当院は、自律神経・内臓の疲れ・睡眠といった体の働きの側から。見ている場所が違います。

なお、急に強いめまいが起きた、ろれつが回らない、手足に力が入らない、胸が苦しい、といったときは、更年期と決めずに、早めに医療機関を受診してください。

関連ページ:良性発作性頭位めまい症(BPPV)のケア

こぼり治療室で行うこと

当院では、「なんとなく」で施術を始めることはしません。

初回に、10項目の検査で今の体の状態を調べます
筋肉の働き、体のゆがみ、神経の伝わり方などを確かめます。
検査をもとに計画を立て、お伝えします
通う頻度と期間の目安を、初回にお話しします。
その時の状態に合わせた過ごし方をお伝えします
安静・体操・食事・眠り方など。今の段階に合うものだけを。
定期的な検査で、変化を確かめます
予定どおり変化が出ているかを、数字で一緒に見ていきます。

施術は、鍼(はり)と整体を組み合わせます。強く揉んだり、強く伸ばしたりはしません。

検査をしている様子10項目の検査で、今の体の状態を確かめます

良い日と、つらい日の波について

更年期の時期は、天気や疲れ、眠りの具合で、体調に波が出やすい時期です。

「昨日は楽だったのに、今日はつらい」という日があっても、悪くなったとは限りません。

その日の感じ方だけで「良くなった」「だめだった」と決めなくても大丈夫です。そのために、定期的な検査で変化を確かめています。

「こんなことで相談していいのかな」というお話も、そのまま聞かせてください。

関連ページ:日によって痛みが違うのはなぜ?

男女2名の施術者が検査結果を確認している様子定期的に2人で確認し、最適な計画か、進捗を確認します

よく頂くご質問

Q. 婦人科の治療や漢方と、並行して通えますか?

はい、並行して通われて大丈夫です。婦人科の治療は、そのまま続けてください。お薬の内容は、初回に教えていただけると助かります。

Q. 更年期かどうか、自分でもよく分からないのですが。

大丈夫です。当院でも、肩こりやめまい、眠りの浅さで来られて、あとから更年期の時期と重なっていたと分かる方が多いです。更年期かどうかの診断は婦人科で行います。当院では、今の体の状態を検査で確かめます。

Q. 女性のスタッフはいますか?

はい、在籍しています。当院は男女2名の国家資格者が勤務し、検査の結果と計画を、定期的に2人で確認しています。ご利用の7割以上が女性の方です。

Q. どのくらい通うことになりますか?

目安は、週2回のペースで3〜6か月です。初回の検査のあとに、今の体の状態に合わせた頻度と期間をお伝えします。経過には個人差があります。

Q. 鍼は痛くありませんか?

感じ方には個人差がありますが、髪の毛ほどの細い鍼を使います。痛みを感じにくい工夫として、国産の最高級の鍼のみを使い捨てで使用しています。

Q. 料金を教えてください。

初回は9,000円(税込・検査と計画づくり込み)、2回目以降は回数券で1回6,050円〜(都度払い7,000円)です。保険は使えません。

*感じ方や経過には個人差があります。

こぼり治療室 院長 小堀 健
はり師・きゅう師 ケアマネジャー