日によって痛みが違うのはなぜ?痛みの波に一喜一憂しないための「身体の見方」

痛みに波があるのは、回復の途中によくあることです。
痛い日にも、体の中では回復が進んでいることがあります。

「昨日は楽だったのに、今朝はまた痛い」
「やっぱり、悪くなってしまったのかな…」

朝起きて、まず痛みの具合を確かめてしまう。
楽な日はほっとして、痛い日は一日、気持ちが沈む。

そんな方は多いと思います。
良くなりたいと真剣に思っているからこそ、毎日の変化が気になりますよね。その気持ちは、とてもよく分かります。

当院では、「波があるのは、まだ体が安定していない時期だからです。痛い日があっても、すぐに心配しなくても大丈夫です」とお伝えしています。

気の持ちよう、という一般的なお話ではありません。
回復の途中の体は、天気や疲れ、睡眠の影響を受けやすく、日によって感じ方が変わりやすいからです。

理由は、大きく3つあります。

その日の体の様子をうかがう様子
その日の体の様子も、そのままお聞かせください

① 天気の変化に、体が反応しやすい

気圧や気温の変化は、体にとって小さな負担です

雨の前の日や、台風が近づいているとき。急に冷え込んだ朝。
「なんだか今日は痛む」と感じる方は、少なくありません。

気圧や気温が変わると、体はそれに合わせようと働きます。
元気なときなら気づかないくらいの負担でも、回復の途中の体は、痛みとして感じやすくなることがあります。

気温の差による負担とケアは、寒暖差で起こる「自律神経の疲れ」とセルフケアでもお話ししています。

天気は、自分では変えられません。
だからこそ「天気で痛む日もある」と知っておくだけで、気持ちが少し楽になります。

② 疲れと睡眠で、その日の回復が変わる

体の修復は、おもに眠っている間に進みます

忙しい日が続いた。あまり眠れなかった。
その次の日に痛みが強く出るのも、よくあることです。

傷んだところを直す体の工事は、おもに眠っている間に進みます。
眠りが短かったり浅かったりすると、その日の工事が少し遅れます(夜のスマホと体のカンケイ)。

疲れがたまっているときも同じです。
回復に使いたい力が、疲れの手当てに回ってしまいます。回復を遅らせやすい習慣は、自己治癒力を下げる4つの習慣にまとめています。

痛い日は「悪くなった日」ではなく、
「体が疲れていた日」なのかもしれません。

③ 回復の途中は、まだ安定していない

回復は一直線ではなく、波を打ちながら進むことが多いです

体が回復していくとき、毎日まっすぐ良くなるわけではありません。
良い日と、そうでない日をくり返しながら、全体として上向いていくことが多いです。

回復の途中は、体がまだ新しい状態に慣れていない、安定していない時期です。
そのため、天気や疲れといった小さなきっかけでも、痛みが出やすくなります。

痛みそのものも、悪者ではなく体からのサインです(痛みは「体が治ろうとするサイン」)。

🔍 当院でよくあるお話

はじめは「良くなってきた」と感じていても、痛みが出た日には「また悪くなってしまったのでは?」と心配になる。
そんな気持ちを何度か行き来しながら、回復に進んでいかれる方が多いです。心配になるのは、それだけ真剣に向き合っているからです。

2人の施術者で検査の結果を確認する様子
予定どおり変化が出ているかを、定期的な検査で2人で確認します

もうひとつ:痛い日ほど「確かめたく」なるけれど

痛みが気になる日は、つい首を回したり、腰をひねったりして「まだ痛いかな」と確かめたくなりますよね。

当院では、この確かめる動作を少しお休みしましょう、とお伝えしています。
治りかけたかさぶたを、はがしてしまうような動作になりやすいからです。

「毎朝確かめていたけど、大丈夫だったかな」。
そんなお話も、そのまま聞かせてください。

■ 今日から自分でできること

波をなくそうとしなくても大丈夫です。付き合い方を、少しだけ変えてみましょう

◆ 痛い日は「理由メモ」を1行だけ

手帳やスマホのメモに、「雨」「寝不足」「忙しかった」など、思い当たることを1行だけ書きます。
続けていると、痛みの波にも理由があることが見えてきて、「悪くなったのでは」という不安が小さくなります。

◆ 痛い日は「引き算」の日にする

痛みが強い日は、何かを足すより、少し減らす日にしてみてください。
いつもより早めに休む。用事をひとつ後回しにする。体が回復に力を使いやすくなります(修復期に必要な「引き算」と休息の力)。

◆ 比べるのは「昨日」ではなく「2〜3週間前」

昨日と比べると、波に気持ちが振り回されてしまいます。
2〜3週間前の自分と比べて、「できることがひとつ増えた」と思えたら合格です。思えない日があっても、大丈夫です。

✻ ひとつだけ気をつけていただきたいこと

その日の感覚だけで判断しないでください。
痛みの感じ方は日によって変わりますが、お体の中の変化は、自覚より先に、検査の数字に出てくることが多いです。

当院では、こう見ています

痛みの波も、初回の10項目82ヶ所の検査から立てる計画の中で、あらかじめ考えに入れていることのひとつです。

初回に検査をして計画を立て、安静・体操・食事など、その時の状態に合わせたセルフケアをお伝えします。
そして、予定どおり変化が出ているかを定期的な検査で確かめながら、健康回復を目指します(改善までの全ステップ)。

検査の数字で確かめるので、その日の感覚だけに一喜一憂しなくてすみます。
痛い日があっても「今はこの段階だから」と先が見えることが、安心につながる方も多いです。

「昨日は痛かったけど、大丈夫かな」。そんなお話も、そのまま聞かせてください。

検査の結果から計画を説明する院長
検査の結果から、今の段階とこれからの計画をご説明します

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初回は10項目82ヶ所の検査を含めて約75分です

こぼり治療室 院長 小堀 健
(はり師・きゅう師 ケアマネジャー)

※感じ方や経過には個人差があります。
※急に強い痛みが出た、しびれが広がってきた、熱があるなどのときは、医療機関にご相談ください。


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