「急に肩や腰が痛み出した…でも仕事や家事、介護は休めない」
そんなとき、つい痛み止めを飲んだり湿布を貼ったりして、その場をしのいでいませんか?
長引く不調を抱えている40〜60代の方の多くは、毎日の責任感からご自身の体を後回しにしがちです。しかし、痛み止めで感覚を麻痺させても、痛みの引き金となった原因そのものが消えるわけではありません。
では、痛みがでてきたときに、私たちはまず何をすればよいのでしょうか?
今回は、お薬に頼りきる前に知っておきたい「痛みがでたらまずすること」についてお話しします。
1. そもそも「痛み」は悪者ではありません
強い痛みがあると何をするのも億劫になり、「早くこの痛みを消し去りたい」と思うのは当然のことです。
しかし、転んだりぶつけたりした明確な外傷を除き、ある日突然起きたように感じる痛みは、「これ以上負担をかけないで!」という体からのSOSサインです。
- 痛みがあることで、人は自然とうずくまり、動きを制限する(自然治癒力の働き)
- 傷ついた組織にこれ以上の負担をかけず、修復を進めるための防衛反応
痛みは体を壊すための敵ではなく、「体を守り、治すためのファーストステップ」なのです。まずはそのメッセージを受け止めてあげることが大切です。
2. 痛みがでたらまずする「3つのステップ」
ステップ1:痛みの原因となっている「環境」を少しでも変えてみる
もしあなたが今、仕事・介護・育児・スポーツなど、痛みの原因から逃れられない環境にいるのであれば、まずはその負担を少しでも減らす工夫を考えてみてください。
- 一日だけでも家族や同僚に助けを求める
- 介護保険サービスや家事代行などを検討してみる
- 一時的に仕事の作業内容や負荷を調整してもらう
「自分が我慢すれば回るから」と抱え込まず、体が休まる隙間を少しでも作る努力をしてみましょう。
ステップ2:小さな「体にいいこと」を実践する
環境を大きく変えることが難しい場合は、日常生活の中でできる「小さな良い習慣」を取り入れてみてください。
今日からできるセルフケアの例:
- 睡眠・休息:夜のスマホ時間を減らし、30分早く床につく
- 入浴:湯船にゆっくり浸かり、緊張した自律神経と筋肉をリラックスさせる
- アイシング:重い荷物を持ったり使いすぎたりした部分は、氷水で冷やして熱感をとる
- 食事と嗜好品:バランスの良い食事を心がけ、アルコールやカフェインを少し控える
すべてを完璧に行う必要はありません。できることから一つずつ試してみることが回復への第一歩です。
ステップ3:一日の終わりに自分の体を「ねぎらう」
夜眠る前、今日一日を支えてくれたご自身の体に向けて、「今日も一日よく頑張ってくれたね」「無事に過ごせてありがとう」と言葉をかけたり、そっと手を当ててみてください。
体を敵視せず労わる意識を持つことで、緊張が解けて副交感神経が優位になり、睡眠中の修復力が高まります。
3. セルフケアで改善しないときは根本原因を見つめ直す
生活習慣の工夫を続けても痛みが繰り返す場合、「神経伝達の乱れ」や「骨格・姿勢の歪み」など、自力では整えにくい根本原因が隠れている可能性があります。
当院では、湿布やその場しのぎのマッサージではなく、丁寧なカウンセリングと詳細な検査をもとに、なぜ治らないのかという根本原因を突き止め、お一人おひとりに合わせた施術計画をご提案しています。
つらい痛みを一人で抱え込まずにご相談ください
痛みの出ない体づくりを、私たちと一緒に目指しませんか?



