症例報告:「動かしなさい」と言われた五十肩|夜ぐっすり眠れる日常と、カバンを持ち上げられる腕を取り戻した50代男性

「動かしなさい」と言われた五十肩。休める時期を見極めて、朝まで眠れる毎日へ。

「ドアを開けるだけで、一瞬ですが強い痛みが走るんです」
「夜、左を下にして寝ると、痛みで目が覚めてしまって」

この記事のまとめ(30秒で読めます)

・50代男性。左肩から肘のつらさ。病院で「動かしなさい」と言われたが、動かすと余計に痛い

・検査で「まだ休める時期」と分かり、首のズレ・ゆがみを鍼灸と整体で調整

・3ヶ月は数字に変化なし → 6ヶ月目から一瞬の痛みが消え、夜は朝まで眠れるように

患者様についてとそれまでのお悩み

動かすと痛い。でも「動かしなさい」と言われた。答えが分からないまま、夜も眠れない日が続いていました。

横浜市瀬谷区の当院に来られた50代男性、Eさん。会社勤めを続けていらっしゃいます。

お困りだったのは、左の肩から肘にかけてのつらさでした。

ずっと痛いわけではありません。ドアの開け閉め、カバンを持ち上げる瞬間。ふとした動作で、一瞬ですが強い痛みが走ります。

そして夜。左が下になる姿勢になると、痛みで目が覚めてしまう。眠りが浅い日が続いていました。

病院では「五十肩」と言われ、「動かしたほうがいい」と勧められました。けれど、言われたとおりに動かすと、かえって痛みが増す。

「動かしたほうがいいのか、休めたほうがいいのか」。答えが分からないまま、不安だけが続いていたそうです。

初回に、これまでの経過やお困りのことをゆっくりうかがいます
初回は、いつから・どんなときに痛むか・これまで何をしてきたかを、ゆっくりうかがうところから始めます

「良くならない」を繰り返していた理由

五十肩には「休めたほうがよい時期」と「動かしてよい時期」があり、その見極めがされていなかったから

五十肩は、ひとつの症状名ですが、経過の中で体の状態は変わっていきます。

痛みが強く、体が肩を守るために固めようとしている時期(進行期)。固まりが落ち着き、少しずつ動かしてよい時期。同じ「五十肩」でも、時期によって対応が違うと当院では考えています。

🔍 Eさんの場合

まだ体が肩を守ろうとしている時期に、無理に動かしていました。

治りかけたところに、何度も力をかけてしまう。体が修復に使いたい力が、そのたびに使われてしまいます。

痛む肩そのものが悪いのではありません。時期に合わない使い方が続いたことで、体が本来持っている回復する力が発揮されにくくなっていたのではないか、と判断しました。

「動かしなさい」は、間違いではありません。ただ、いつから動かすかが抜けていたのだと思います。

検査と所見

10項目82ヶ所の検査で、肩ではなく「首」と「時期」に手がかりがありました。

なぜ回復が進まないのかを確かめるため、10項目82ヶ所の検査で全身を調べました。

筋肉反応テストの様子
検査のひとつ「筋肉反応テスト」。神経の指令がきちんと届いているかを、腕の反応で確かめます
  • 直接の原因と考えた所見
    首のわずかなズレ・ゆがみが、肩や腕へ向かう神経の伝達をスムーズでなくし、回復する力が下がっている可能性がありました。
  • 進行度:進行期
    体が肩を守るために固めている時期。動かすより、休めることが先の段階でした。
  • 回復を遅らせていた要因
    進行期にもかかわらず、無理に動かしていたこと。

痛む肩ではなく、首から先の神経の働きと、時期に合わない使い方が、回復を遅らせていたのではないか。そう判断して、計画を立てました。

検査結果をもとに通院の計画を説明している様子
検査の結果と、これからの計画・費用を、初回のうちにお伝えします

施術内容と経過

肩は動かさず、首を鍼灸と整体で調整。3ヶ月は変化なし、6ヶ月目から夜眠れるように。

痛む肩を強く揉んだり、無理に動かしたりはしません。

検査で見つけた首のわずかなズレ・ゆがみに対して、鍼灸と整体を組み合わせた当院の施術(こぼり式整体)で、低刺激・短時間の調整を行いました。

✻ 日常でお願いしたこと

  • 肩を「動かす練習」は、しばらくお休みに(守りを固めている時期のため)
  • 痛みを確かめる動作はしなくて大丈夫です(治りかけたかさぶたをはがすような動作になるため)
  • 眠れる姿勢を優先する。左を下にしない

「動かしなさい」と言われてきたEさんにとっては、逆の話です。不安もあったと思います。だからこそ、検査の数字を一緒に見ながら、「今は休める時期です」と毎回お伝えしました。

  1. 初回(進行期・週2回)
    ドアの開け閉め・カバンの持ち上げで一瞬強い痛み。夜、左を下にすると目が覚める。
  2. 3ヶ月目(週2回)
    再検査で、数字に大きな変化なし。自覚も大きく変わらず。
    「本当にこのまま続けていいのか」。不安がいちばん強くなった時期です。
    ただ、検査では「悪くなっていない」ことが確かめられていたので、計画のまま続けていただきました。
  3. 6ヶ月目(修復前期・週2回)
    左肩が楽になってくる。一瞬走る強い痛みが消え、動きの悪い範囲まで動かしたときに痛む程度に。
    夜はよく眠れるようになった。
    左が楽になるにつれ、右肩が気になり始めた(左をかばっていた反動と考えられます)。
  4. 現在
    夜は朝まで眠れる。動きの悪い範囲まで動かすと痛みは残るものの、日常の動作で一瞬走る痛みは出ていない。
院長とスタッフが検査結果を2人で確認している様子
途中の検査結果は、2人で確認しながら計画を見直します

3ヶ月目に数字が動かなかった時期を、私たちは隠しません。

五十肩の進行期は、体が守りを固めている時期です。ここで焦って動かすと、回復が遅れます。その日の感覚だけで判断せず、検査で段階を確かめる。それが、6ヶ月目の変化につながりました。日によって痛みが違う理由も、コラムに書いています。

▶ 空き時間を見て予約する(24時間受付)

初回は10項目82ヶ所の検査を含めて約75分です

施術後の患者様の感想

「いちばん嬉しいのは、夜ぐっすり眠れるようになったことです。」

「初めの3ヶ月は変化がなくて、正直、不安もありました。でも検査で『大丈夫です、今は休める時期です』と言ってもらえたので、焦らずに続けられました。じわじわと、でも確かに回復していくのを実感できました」

院長からのコメント

動かすか、休めるか。答えは「時期によって違います」。

Eさん、「動かしなさい」と言われて動かしたのに痛みが増す。答えが分からないまま過ごした時間は、お辛かったと思います。

五十肩の方から、「動かしたほうがいいのか、休めたほうがいいのか」というご質問をよくいただきます。私たちの答えは、「時期によって違います」です。

体が肩を守るために固めている時期に無理に動かすと、回復を遅らせてしまいます。反対に、動かしてよい時期に休めすぎると、固まりが長引くこともあります。

その見極めのために、当院では初回に10項目82ヶ所の検査を行い、計画を立て、その時の状態に合わせた過ごし方をお伝えします。予定どおり変化が出ているかは、定期的な検査で確かめます。その日の感覚だけに一喜一憂しなくても大丈夫です。

Eさんは、週2回の通院と、生活でのお休みを続けてくださいました。3ヶ月目に数字が動かなかったときも、続けてくださったことが今につながっています。

「これまで、こうしていたけれど大丈夫だったかな」。そんなお話も、そのまま聞かせてください。

こぼり治療室 院長 小堀 健
(はり師・きゅう師 ケアマネジャー)

※施術効果には個人差があります。すべての方に同じ経過をお約束するものではありません。


施術についてのご案内

当院の施術は自由診療です(健康保険は使えません)。

施術内容10項目82ヶ所の検査で原因を調べ、背骨のズレ・ゆがみに対して鍼灸と整体を組み合わせた低刺激の調整を行います
費用初回 9,000円(検査を含む・約75分)
2回目以降 6,050円〜
期間と回数の目安週2回で3〜6ヶ月。最初の1ヶ月がリセット期、その後が修復期です(改善までの全ステップ)。初回の検査後に、お体に合わせた計画と費用をお伝えします
施術後について一時的なだるさや眠気が出ることがあります。当日はゆっくり休んでいただければ、通常は翌日までに落ち着きます

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