症例報告:「テニス肘」と言われた右ひじの痛みが軽減|気にせず動かせる毎日へ。50代女性

家事の途中で右ひじを押さえる50代女性

「テニス肘」と言われた痛みから、気にせず動かせる毎日へ。

「いつからと聞かれても、はっきり覚えていないんです。気がついたら痛くなっていて」

患者様についてとそれまでのお悩み

きっかけのない右ひじの痛み。整形外科では「テニス肘」でした。

横浜市瀬谷区の当院に来られた50代女性、D子さん。パートのお仕事を続けていらっしゃいます。

お困りだったのは右ひじの痛み。あわせて腰の重さ、肩こり、頭痛のサインも出ていました。

特に気になっていたのは、どんな動きをしても痛む右ひじ。利き手なので、何をするにも「イタッ」となるのがストレスだったそうです。

それに加えて、上を向く動作で、肩甲骨の上あたりに痛みを感じていました。立っているだけで、体に重さがかかるような感覚もあったといいます。

ひじの痛みは、ぶつけた、ひねったといったきっかけがあったわけではありません。気がついたときには出ていて、そのまま長引いていました。

整形外科では「テニス肘」と言われました。ひじそのものの問題として扱われましたが、痛みは思うように引かず、仕事のたびに気になる状態が続いていたそうです。

初回に、これまでの経過やお困りのことをゆっくりうかがいます
初回は、いつから・どんなときに痛むかを、ゆっくりうかがうところから始めます

「治らない」を繰り返していた理由

ひじに指令を送る「首からの通り道」に、手当てが届いていなかったから

「テニス肘」と言われると、多くの方はひじを冷やしたり、サポーターで固定したりします。痛みが強い時期には、必要な対処です。

けれど、ひじを動かす指令は、首を通る神経から送られています。その通り道に問題があると、ひじだけを手当てしても、体は修復を進めにくくなります。

🔍 D子さんの場合

上を向く動作を繰り返すたびに、その通り道に負担がかかっていました。

治りかけたところを、また刺激してしまう。かさぶたを剥がすようなことが、日常の中で起きていたのです。

「気がついたら出ていた」痛みは、きっかけがはっきりしないぶん、ひじ以外の場所に原因がひそんでいることが少なくありません。

検査と所見

10項目82ヶ所の検査で、ひじではなく「首から続く通り道」に手がかりがありました。

なぜ回復が進まないのかを確かめるため、10項目82ヶ所の検査で全身を調べました。

筋肉反応テストの様子
検査のひとつ「筋肉反応テスト」。神経の指令がきちんと届いているかを、腕の反応で確かめます
  • 初検時の異常が29項目
    体が疲労をため込み、自分で回復しにくい状態でした。
  • 神経伝達の異常が11ヶ所
    背骨のわずかなズレ・ゆがみが、首からひじへ向かう指令の通り道をスムーズでなくしている可能性がありました。
  • 姿勢の偏り
    立っているときの重心が前後・左右に大きく動き、体を支えるのに余分な力を使っていました。
  • 内臓の疲れ(東洋医学所見)
    脾経絡に弱りのサイン。
  • 回復を遅らせていた要因
    以前の生活習慣による呼吸器への負担から、血中の酸素の巡りと内臓のコンディションの回復が、ほかの項目よりゆっくりでした。
姿勢を撮影して重心の偏りを調べる検査
姿勢を撮影し、重心が前後・左右にどれだけ動いているかを数字で見ます

ひじそのものではなく、首から続く神経の通り道と、体全体の回復力が回復を遅らせていたのではないか。そう判断して、計画を立てました。

検査結果をもとに通院の計画を説明している様子
検査の結果と、これからの計画・費用を、初回のうちにお伝えします

施術内容と経過

強く揉まず、背骨のズレ・ゆがみを鍼灸と整体で調整。35回で異常29項目が11項目に。

痛むひじを強く揉むことはしません。

検査で見つけた背骨のズレ・ゆがみに対して、鍼灸と整体を組み合わせた当院の施術(こぼり式整体)で、低刺激・短時間の調整を行いました。

✻ 日常でお願いしたこと

ひじサポーターも一時お貸ししましたが、お肌に合わずかゆみが出たため、無理に使わず外す方針に切り替えました。

  1. 初回〜前半(週2〜3回)
    まずは悪化を止める期間。お仕事を続けながら、間隔を空けずに通っていただきました。
  2. 中盤
    検査の数値が動き始め、悪化が止まって修復の段階へ。
  3. 35回目・現在
    初検時に29項目あった異常が11項目まで減少。直接の原因と考えていた神経伝達の異常11ヶ所は、確認できなくなりました。
    立っているときの重心の動きも大きく縮まり、体を支える力がついてきました。
    安定期と判断し、ご自宅での体操をお伝えして、いったん卒業となりました。
院長とスタッフが検査結果を2人で確認している様子
途中の検査結果は、2人で確認しながら計画を見直します

数値が先に良くなり、自覚があとから追いついてくる。長引いた不調が回復するときの、いつもの順番です。日によって痛みが違う理由も、コラムに書いています。

▶ 空き時間を見て予約する(24時間受付)

初回は10項目82ヶ所の検査を含めて約75分です

施術後の患者様の感想

「いちばん嬉しいのは、ひじのことを気にしなくてよくなったことです。」

痛みがゼロになったかどうかより、「気にしなくてよくなった」。仕事中にひじを意識せずに済む。これが、D子さんにとっての変化でした。

院長からのコメント

痛む場所と、原因のある場所は違うことがあります。

ひじの痛みで来られた方が、実は首の通り道に原因を抱えている。これは決して珍しいことではありません。痛む場所と、原因のある場所が違うことがあるのです。

「テニス肘」と言われて、ひじの手当てを続けてきた方。きっかけがはっきりしないまま、気がついたら痛みが長引いている方。そういう方ほど、ひじ以外の場所を一度調べてみる価値があります。

D子さんは、お仕事を続けながら、週2〜3回のペースをきちんと守ってくださいました。上を向く動作をお休みする、足首を冷やさない。地味に見えるお願いも、ひとつずつ実行してくださったことが、35回での卒業につながったと思います。

当院では、初回の10項目82ヶ所の検査で「治りにくい理由」を明確にし、通院の計画と費用を先にお伝えしています。先が見えるだけで、不安はずいぶん軽くなります。

「ひじや腕の痛みが、しばらく良くならない」とお悩みの方は、一度ご相談ください。これまで試してきたこと、続けてきたことも、そのままお聞かせください。痛む場所だけでなく、そこに命令を送っている通り道から一緒に調べていきましょう。

こぼり治療室 院長 小堀 健
(はり師・きゅう師 ケアマネジャー)

※施術効果には個人差があります。すべての方に同じ経過をお約束するものではありません。


施術についてのご案内

当院の施術は自由診療です(健康保険は使えません)。

施術内容10項目82ヶ所の検査で原因を調べ、背骨のズレ・ゆがみに対して鍼灸と整体を組み合わせた低刺激の調整を行います
費用初回 9,000円(検査を含む・約75分)
2回目以降 6,050円〜
期間と回数の目安週2回で3〜6ヶ月。最初の1ヶ月がリセット期、その後が修復期です(改善までの全ステップ)。初回の検査後に、お体に合わせた計画と費用をお伝えします
施術後について一時的なだるさや眠気が出ることがあります。当日はゆっくり休んでいただければ、通常は翌日までに落ち着きます

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